昆虫食の話

政府からマスコミまで「昆虫食」一辺倒ですね。近い将来の食糧難に備えてとか高タンパク低カロリーとか、本当なんですかね。

気持ち悪いといった精神的な問題は置いておいて、食料としては優秀?かもしれませんし、今は昆虫食に頼らなくてもいいが将来的には否応なしにってことかもしれません。

しかし、もっと根本的なことを忘れている気がします。

ヒトが地球上に現出して数万年、この間に壊滅的な天候危機それに伴う食糧危機に何度も遭遇してきました。この時に、手っ取り早く大量に手に入れることができたタンパク源は昆虫だったはずです。しかし、一時的に利用したかもしれませんが、常用の食料としては定着していません。なぜでしょう?

地球上の生物の大半は、昆虫を食料として摂取しています。ヒトに近いとされる霊長類も例外ではありません。しかし、雑食であるはずのヒトは昆虫を食料として摂取しません。なぜでしょう?

生物は、元来それが食料になりうるか本能的に判断できるといわれています。ヒトは余程のことがない限り昆虫を口に入れたりしません。それは本能的に(食料としての)昆虫を毒物として判断しているのではないでしょうか?

海老や蟹と同じという人がいますが、海老や蟹は基本的には外骨格をはぎ取って中身を食べます。昆虫は外骨格を剥ぎ取ると食べるところは残りません。仕方なく外骨格ごと粉砕し粉末にするわけですが、それって食料といえますか?

安全性を担保して食料としての昆虫の利用でしょうが、本能的に拒否しているものを無理に口に入れるのはいかがなものでしょう? 政府やマスコミには、この辺りをもっと考慮した判断をしてもらいたいものです。

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