新型コロナワクチン問題に物申す…わけではないけれど

今更な話題ではありますが、ずっと思っていたことを少し吐き出そうかな?

巷では「ワク信」「反ワク」色々と言い分があるみたいですね。私自身はワクチン接種に伴う副反応等加味した上で絶対賛成派です。

薬剤投与というのは、経口薬も含め人工的(一部自然由来)な化学物質を生体内に入れることに他なりません。その物質が人体に及ぼす影響(作用と呼称することにします)のうち、都合のいいものを『効果』と称して薬剤が成り立っています。ですが作用は一つではなく、前述した都合のいいもの以外の影響は副作用(副反応)と呼ばれ、それを軽減しようと投与法を工夫します。また、投与目的によって利用したい作用は異なり、一つの薬剤で、目的に応じて複数ある効果のうち必要な効果を発揮できるように投与したりもします。

感染予防は手洗いやマスク着用に代表されるように、感染源(この場合は新型コロナウィルスですが)を体内に入れない、あるいはすでに感染している人はウィルスを拡散しないということに尽きます。その上で、運悪く感染してしまった場合はワクチンにより発症及び重篤化を防ぐという効果に頼るわけです。

つまり、ワクチンの目的は「感染予防」よりもむしろ「発症時の重篤化回避」ということです。感染は仕方ないとしても死亡に至るような重篤な状態にはさせないというのが目的です。もちろん期待する効果以外の副作用も存在し、残念ながら副作用が致命症になってしまう場合もあります。それはワクチンに限らずあらゆる薬剤に存在する現象です。

新型コロナワクチンでは、反ワク派がこの副作用に言及し、あたかもワクチン接種により全ての人が副作用に悩まされたり死亡に至るような極端な主張を展開しています。しかしながら、彼らの主張には「もしワクチン接種が全く行われなかったらどうなるか」ということには全く触れていません。

お隣中国では、「ゼロコロナ政策」で徹底した感染予防策が取られてきました。このため、ある程度感染者数を押さえ込むことに成功していたと思います。ワクチン接種に関しては、中国自身が開発した内製ワクチンで対応していましたが、効果に疑問があるという推測もありました。(まぁあくまで推測であり事実かどうかは定かではありませんし、十分効果はあるという報告もあります。)そして、先日ゼロコロナ政策の撤廃が宣言されました。その後は皆さんがご存知の通り感染爆発そしてとんでもない数の死者数となり、図らずも中国製ワクチンの効果がないのではないかということの裏付けとなってしまいました(あくまで推論です)。

反ワク派に問いたいのですが、日本でもしワクチン接種が行われなかった状態で感染予防策の緩和を行ったら(すでに行われていますが)中国と同じように死者数あるいは重篤者数が大幅に増加するとは考えないのでしょうか?  確かに副反応で悩まされている方あるいは直接間接を問わず亡くなられた方はおられますが、ワクチンにより救われた方が多数存在することは無視なのでしょうか? ワクチン非接種の方の死亡率・重篤化率が高いという事実があってもなおワクチン不要論を掲げるのでしょうか?

色々な考え方があり、ワクチンへの不信感や恐怖は私にも十分理解でますし、両手を挙げてワクチン接種に賛成しているわけではありません。感染予防より重篤化回避が目的のワクチン接種に「大切な人を守るために」というフレーズには首を傾けたくなるのも事実です。それでも私がワクチン接種を選択するのは、副反応と天秤にかけてもワクチンの効果に期待するからに他なりません。これも一つの考え方であり、非難される謂れはないと思っています。もちろん半ワクの方を非難するつもりもありませんし考え方を押し付けるつもりもありません。

ワクチンを打つ打たないは個人の自由であり、その行動には自身で責任を持てばいいと思います。自由を重んじてるが故に義務化や罰則も存在しません。しかし、自身の主張を押し付けるのは控えるべきではないでしょうか? 

ここからはあくまで愚かな私見なのですが、敢えて炎上覚悟で一言(誰も見てないので炎上も何もないのですが・・・)。マスク着用を拒否あるいは嫌がる方と反ワク派って一致しません? 「私はいつもマスクをしているから感染の危険性が低い。故に副反応の問題があるワクチンは打たない」あるいは「私はワクチンを打っているから重症化しない。故に感染してもいいからマスクはしない」なら理解できます。しかし「マスクには感染予防の効果がないからしない。ワクチンは毒だから打たない」と両方否定する人が多い気がします。「何でも反対する私ってイケてる!」なんですかねwww

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